タレント、モデルとして幅広いジャンルで活躍されているユージさん。
現在、4人のお子さんのパパでもあるユージさんに、子育て女性からのお悩みを解決していただく連載企画が決定!その名も「ユージのパパっと解決!」。
連載企画のスタートにあたり、パパ目線での子育てや、ユージさんのご家族のライフスタイルをインタビューしました。
子どもと過ごす時間は、一瞬でも見逃したくない
――早速ですが、お仕事がある中で、お子さんとの時間はどのようにとられていますか?
単純に計算しちゃうと、時間だけで考えると少ないと思います。少ない分、仕事が終わればすぐに家に帰ります。僕の仕事って、朝にラジオに出させていただいて、次にテレビの収録があったら、少し間が空く事もあるので、その場合は、一度家に帰りますね。
ーーお家に帰られるんですか?びっくりです!
そうなんです。普通だったら、もう外に出ちゃってるから、どこかでお昼を食べて、適当にカフェに入って、時間を潰して次の収録に行こう!となるかもしれないのですが。
その隙間時間が「家族に会えなくて、勿体ない」と思っちゃうんですよね。
でも結局、行き帰り道の時間を合わせると、30分位しか家にいられないんですけどね。(笑)
――ユージさんの家族愛が溢れていますね。
ふとした時に、子供達の写真を見ると、あっという間すぎちゃって、今見ても本当に涙が出そうになるくらいです。
「ちょっと待って、もう全然顔が違う!」って思ってしまうんです。早いんですよ、本当に。だから、もう写真をみれば見るほどもったいないと思って、すぐ帰っちゃう。(笑)
――子供の成長は早いですよね。
たった数か月前の長女でも、「顔が違う」と思う事があります。ちょっとお姉さんみたいになっちゃってる。って思うと、すぐに会いたくなっちゃうんです。(笑)
でも、家帰るとやっぱり父親になっちゃうので、長女と次女が喧嘩を始めたら止めたりとか、やっちゃいけない事を叱ったりしますね。
――叱ったりすることもあるんですね。
ありますよ。でも叱った後に、「これを言いに帰ってきたんじゃないのに。」って思いますね。
早く会いたいと思って帰ってきたのに、次に仕事行く時に、複雑な気持ちになります。
「あー、なんでもっと優しくしなかったんだろう」とか。
――反省されるんですね。
そうなんですよ。結構、長女と次女がやんちゃでして。(笑)
年子だから、何をしても喧嘩になるし、レフリーがいないと、もう大変な事になりますね。(笑)
――物の取り合いとかですか?
物の取り合いもだし、もう全てが競争。「私の方がすごい」とか。
例えば、僕が何か食べていて、長女に「一口食べる?」と言うと、「食べる」って言うんですけど、食べた後に、すぐに長女が次女の所へ行って、「パパから美味しいもの貰っちゃった!」っていちいち報告するんですよ。(笑)
そうすると喧嘩になっちゃって。全てが火種でしかないんですよ。(笑)
――パパは私のもの、みたいな?
そうそう。車に乗ってても、座る位置も「私が前!」とか「私が後ろ!」とか。
多分、2人の中では、年齢差を感じてないんですよね、ライバルみたいな感じです。
だけど、ずっとくっついてるんですよ。「喧嘩するなら、離れていなさい」っていつも言っているんですけど、結局また2人で遊んでいますね。
でも、そこも含めて可愛いから、その瞬間を見逃したくないんです。
――家族と過ごす時間は幸せのひと時ですね。
仕事以外の時間はなるべく、家族にあてるようにしています。
時間としては、子どもと接しているのは短いと思いますが、とても大切にしています。
――お子さんが大好きなんですね。
子ども、大好きです!もう一人欲しいくらい。許されるなら何人でも欲しいですよ。
でももう充分か、4人いるから。(笑)次は孫に期待です。早く孫が欲しい。(笑)
――今まだ6か月のお子さんがいらっしゃいますが…(笑)
ほぼ同い年になっちゃうかもしれないんですが、でもいいんです。全然いいです!(笑)
――お子さんと過ごす時は、何をされていますか?
結構、出かける事が多いですね。近所もあるし、お台場とか。ご飯も食べに行ったりします。
あとは、子ども達のキックボードを車に乗せて、ちょっとその辺を走らせたり。運転が好きなので、ドライブにもよく行きます!遠出は、ウェルカムです。2、3時間先の行ってみたい公園でも、なんでも行っちゃいますね。
――ファミリーでおすすめの場所はありますか?
いっぱいありますよ!
最近行った場所だと、横須賀にある「ソレイユの丘」っていう所です。都心からも車で約1時間半位で行けるのですが、最近リニューアルしたんです。
入場料が無料で、観覧車もあるし、アルパカとかカピバラとか動物と触れあったり、餌もあげられるんですよ。そりで滑るスライダーや、めちゃくちゃ長いジップラインもありましたね。
オシャレなタイ焼き屋さんとか、今川焼のお店があったりとか、ゴーカートがあったりとか、とにかく、1日遊べちゃうんです!遊びきれないくらいです。
――ユージさんご家族は、結構アクティブなんですね!
アクティブな事が多いですね。どうしても家にいたい時は、一緒に絵を描いたりします。最近100円ショップも優れたものがいっぱいあるので、紙粘土や折り紙を大量に家にストックしています。洗濯のりを買ってきて、スライムを一緒に作ったりもしていますね。
子供には、"なるようになれ"って感じ。(笑)
――お子さんたちにはこうなってほしいという、願望はありますか?
子育てしている中で、よく考えていたのですが、もう考えるのをやめようってある時、ふと思ったんです。と言うのも、答えが出てこなくて。
4人目は、男の子が産まれたんですけど、いや、そりゃ大谷翔平君みたいになってほしいです。(笑)なれるものなら。(笑)
でも、そうなれる育て方が分からないんです。だから、考えても無駄なんです。(笑)
――潔いですね。(笑)
例えば、「スポーツが上手くなってほしい」と思って、一生懸命習わせても、才能があるかは分からないし、逆に親が勝手に決めて、強制的にさせている事で、嫌気が差して違う方向にいっても嫌だなと思います。
――そうですね。難しいですよね。
逆にチャンスは与えてあげたいなと思っています。
テニスをやってみたいって言ったら、「おー、じゃあやってみようよ。」って言って、挑戦させますが、子どもに「もうやっぱりテニスは嫌だ」って言われたら、「すぐやめていいよ」って言います。むしろ、「他にやりたいことを見つけよう」って言いますね。
他のチャンスを僕らが縛り付けちゃっている可能性があるので、やりたいものをとにかく一度始めてみる。でも、その代わりにお金もかかるから、全部が全部できる事ではないけれど、できる限りは、子どもの興味のあるものに、なんでもトライさせてみたいと思っています。
――素敵ですね。
でも、将来的には何もやらなくてもいいんです。
経験をいっぱい積ませたいなって言う事が我が家の考えなので、何かになってもらいたいという願望はないですね。
――それは、奥様と話し合いをしての結果ですか?
いや、特別こうしようねっていう話はしていないんですけど、一緒に子育てしていく中で考えていることは同じかなと思っています。習い事も、続けなさいってお互いに言った事もないし、体調が悪いって言った時も、仮病かもしれないけれど、あんまり深掘りしないで、「うん、わかった」って一旦受け入れています。
――お子さんの立場になって考える事も大切ですよね。
精神的に休みたい時も、きっと子どもにもあるじゃないですか。そういう日はこっちも理解してあげようって。本当に態度で分かるものについては、「あの、とりあえず1回学校行ってみよう?」って話しますが、コミュニケーションの中で、ちょっと疲れているのかなと思ったら休ませます。
ゆる~く、生きています。(笑)
――肩肘はらないって、いいですね。ゆるく。
これが良い例なのかは分からないですけれど、僕も妻も、子どもの気持ちを優先して、好きなように生きて良いよという考えでいます。
子供が満足する人生なら、親はそれだけでいい
ーーユージさんの考える、理想のパパ像はありますか?
うーん、難しい質問ですね。(笑)
僕は、理想のパパ像っていうのはないんですよ。特に「この人みたいになりたい!」とかはないんですけど、“近くにいられるパパ“でありたいですね。
ーー子どもは、覚えていますよね。
なるべく子ども達の記憶に残るパパでいたいです。怖いパパとか優しいパパって思ってもらわなくていいので、「近くにいっぱいいてくれたよね」って言ってもらいたいです。だからもう本当に、仕事が終わったらすぐ帰るし、もう、休みがあれば子ども達とどこかへ行きたいです。
ーーお子さんにも、ユージさんの愛は伝わっていると思います。
忘れてもらっても正直、いいんです。結果、幸せで豊かな人生を送ってくれたら、僕と妻の育て方がどこかに反映された結果だと思えるので。
彼らの姿を見て、僕と妻は、勝手に幸せを自分たちで汲み取ります。(笑)
ーーユージさんにとって、奥様やお子さんの存在は、大きいですね。
すごく大きいです。
妻と、妻の連れ子だった長男と3人で生活を始めたのが23歳の時で、結婚して今や4人のパパなんですけど、思い返すと、初めて安心できる存在が妻と息子(長男)だったんです。
2人と毎日一緒に頑張って、子供の為に生きたいなと思いました。世間では年齢的には早いし、もっと遊べば良かったかなと思う事もありましたけど、結果、4人の子どもと出会えて、毎日大変でも楽しい日々を過ごせている今の道を選んでよかったなと思うし、もう1回人生やり直せたとしても、同じ道を選びたいなと思いますね。
編集後記
インタビューをしていく中で、ユージさんの4人のお子さんへの愛情がひしひしと伝わってきました。後編では、女性と男性の考え方の違いや奥さんとのあるあるエピソードを語ってくれました。子育て女性には、共感の嵐です!乞うご期待!
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PROFILE
ユージ
モデルとして活動を開始し、役者としても活躍。2009年からファッション雑誌「FINEBOYS」の専属モデルを務める。その後バラエティ番組に活躍の場を移す。
元大工という経歴があり、手先の器用さとデザインセンスを活かし、DIYやイラストの現場でも才能を発揮!
2014年2月に結婚。現在、4児の父親として育児に奮闘中。
2016年には、史上最年少でベストファーザー賞とイクメン・オブ・ザ・イヤーを同年ダブル授賞!