背中のあいたワンピースや水着など、夏を楽しむファッションは肌の露出が多くてかわいいですね。
そんなときに背中のブツブツが気になって着たい服が着れないなんてことにならないように早めに対処して、正しいケアを取り入れていきましょう。
実は、背中や二の腕のニキビのように見えるものはマラセチア菌が原因のマラセチア毛包炎かもしれません。
そもそもニキビとは
ニキビは身近にあるので軽く考えてしまいがちですが、尋常性ざ瘡という皮膚の疾患です。
詰まった毛穴の中でアクネ菌が暴走して炎症を起こしてしまいます。アクネ菌は皮膚常在菌の一種で細菌に分類されます。
マラセチア毛包炎とは!?
原因となるマラセチア菌は真菌(カビ)の一種。見た目はニキビに似ているので自己判断しないように注意が必要です。
ニキビとは原因になる菌が異なるので、ニキビの薬では対処しきれないところがあります。
背中のボツボツが気になったら初めにすること
まずは皮膚科を受診してそれがニキビなのかマラセチア毛包炎なのか、もしくはそれ以外なのかを診断してもらうことが大切です。
マラセチア毛包炎だとわからず思い込みでニキビの薬を塗り続けていると、治りが遅くなるだけでなく跡や黒ずみなども残ってしまう可能性があります。
早くキレイに治したければまずは皮膚科へ行きましょう。
その後の対処法とスキンケア
菌があると思うと一生懸命洗いたくなってしまうかもしれませんが、ゴシゴシ洗って傷つくと悪化してしまうおそれもあります。よく泡立てたボディソープで赤ちゃんの肌を触るようにやさしく洗いましょう。
パジャマや枕カバーは毎日新しいものに取り替えましょう。枕にタオルを敷いて毎日取り替えることでも代用できます。
肌着は汗を吸ってくれる綿100%を選びましょう。そして汗をかいたらタオルで擦らないように押さえながら拭きます。
まとめ
・背中のボツボツはマラセチア菌が原因かも
・尋常性ざ瘡(ニキビ)かマラセチア毛包炎かを診断できるのは医師のみ
・ボディソープはしっかり泡立ててやさしく洗う
・枕カバーやパジャマは清潔に保つ
・肌に触れるインナーは綿100%
最後に、不潔だからニキビやマラセチア毛包炎ができるわけではありません。ストレスやホルモンバランスの乱れ、汗を放置することなどで皮膚にいる菌のバランスが崩れると悪さをする菌が活動しやすい状態になってしまうのです。
肌のバランスを崩さないためにも食事や運動、睡眠などの生活を整えることが大事です。生活を見直しながら、暑さに負けず楽しい夏の思い出を作りましょう!