元気で明るくキラキラしたイメージで人気のタレント・菊地亜美さん。プライベートでは、2018年にご結婚され、2020年に第一子をご出産。

ママとして、タレントとしてもご活躍されている菊地さんの日常を切り取った連載企画「Ami's STYLE」が決定!連載が始まるにあたり、仕事も子育ても自然体な菊地さんの素顔に迫るべく、菊地さんのライフスタイルについてインタビューしました。

「一生独身で、高級老人ホームに入ろうと思っていました(笑)」

――ご結婚、出産され、現在2歳の娘さんのママでもある菊地さん。ライフスタイルで何か変化はありましたか?

生活も考え方も結構ガラッと変わりましたね。
27歳で結婚をしたんですけど、それまでは、本当にずっと1人でもいいと思っていたタイプで、一生独身で、老後は高級老人ホームに自分で入ろうと思っていたくらい、仕事が大好きだったんですよ(笑)

――菊地さんと言えば、精力的に活動されているイメージがあります!仕事好きの菊地さんが変わったと思うきっかけは?

夫と出会って結婚をしたことで、自分が思っていた以上に家庭の事がやりたかったり、夫の為に「何かしたい!」と思う気持ちがあるんだっていう事を、自分自身で気がつきました。
人と一緒には暮らさないと思っていた自分から180度変わったので、夫との出会いから今日まで、すごく変わりましたね。もう、人が変わりました。(笑)

――そこまでの変化があったのですね!(笑) 例えば、どんな事が変わりましたか?

結婚当時は遠距離のまま結婚したので、仕事をセーブして、週の半分を夫が住んでいた大阪に行っていました。そんなちょっとした変化はありましたが、まだ子どもがいなかったので、そこまでライフスタイルは変わっていなかったんですが、子どもが生まれてから、すごくライフスタイルが変化しました。

「今までの仕事のスタイルにはやっぱり戻れないし、戻ろうとも思っていないんです。」

ーーお子さんが生まれてからは、お仕事はどのようにされていますか?

娘は生後5か月から一時保育を利用したり、パパに見てもらったりしていて、今は保育園に入れて、仕事をしています。

ーー保育園を預けることに最初は抵抗があったとの事ですが…

すごく葛藤がありました。私は子供が大好きで「家の事を1番にやりたい」、「子どもの事を自分で見たい」って考えているのに、生後5か月で利用するのは言ってる事が逆というか…モヤモヤしたこの気持ちは何なんだろうとずっと思っていました。
でも、パパに子どもを見てもらったり一時保育を利用することによって、仕事もできる範囲で頑張れて、仕事でいなかった分、娘と思いっきり遊んだり、全愛情を娘に注いでいます!

ーー仕事をすることで、メリハリがついているのですね!

そうですね。性格上、家にずっといても外に出たいと思ってしまいますし、ずっと外に出ていると「これでいいのかな?」と思ってしまうんです。「何のために仕事してるんだろう。家族がいるのに。」と考えてしまうタイプなので、やっぱりバランスがすごく大事だと思うし、そのバランスも自分が決めないといけないなと思いましたね。

子どもが生まれてからは、物理的に「できる」「できない」の時間の制限があるので、仕事は頑張りつつも、今できる中で全力で頑張っています!

ーー仕事と家庭のどちらも両立していく大変さはありますよね。

そうですね。今までの仕事のスタイルにはやっぱり戻れないし、戻ろうと思ってないなっていうのはあります。
根本の仕事に対する考え方は変わっていなくて、仕事は大好きだけれど、どちらかと言ったら、絶対家族です。子どもの行事とかは皆勤賞で行きたいし、「家族」と言い切れるくらい変わったなと思います。(笑)
今まで結構頑固だったので、ちょっとずつ変わることによって頑固さもなくなってきました。人としても良いバランスになったかなと思っています。

ーーワーママとして、悩む時期はありましたか?

ありました。最初は、仕事を週に何回か決めてやろうとしてたんですけど、「やっぱりもっと元気だからできる!」って思ってしまって。「もっと大丈夫です!」「できます!」と言って、仕事を詰め込みすぎていました。でも、忙しくなったらなったで、「私は家族を幸せにして家族で楽しみたいのに、なんでここまでして仕事をしてるんだろう。」っていう思いが出てきてしまったんです。
しかも、その葛藤が今までに3回くらいあって。それでとても落ち込んじゃって。自分で言ったのに。(笑)

ーーライフスタイルの変化で、仕事にも変化があったのですね。

結果、もうちょっと仕事ができるっていう時に、仕事をやめるのが自分の中のベストなんだなと思ったんです。今までの私だったら、「なんでもやります!」っていうスタンスで、睡眠時間を削っても不規則になっても、1人だったから良かったんですけど。
子どもが生まれてからは、ちょうど良い加減が、仕事も子育てもハッピーにできるんだなって気づいたんです。3回の葛藤を経て!(笑)

「ちょっとした1人時間があると、幸福感がすごいんです」

ご結婚され、お子さんが生まれてから、ますます魅力的になられた菊地さん。
1人の女性としてのライフスタイルについてもお聞きしました。

――お子さんが生まれてから、ファッションに変化はありましたか?

元々は、ヒールやフワッとした可愛い系のスカートが好きで、ヒールを履かない日はないくらい、毎日履いていたんですけれど、子どもが生まれてからは、スニーカーやぺたんこ靴、ジーンズやパンツになりました。

――動きやすいアイテムですよね。

ジーンズになった瞬間、「こんなに動きやすいんだ!」と思いました。もはや手放せないです。(笑)
ワンピースやスカートも今でも大好きですけど、子どもを抱っこしたり、キッズパークでボールプールに入る時には、パンツが活躍しています。子どもが生まれてからは自然と、実用的なものを着るようになりました。

――お子さんが生まれてからは、自分の時間はありますか?

私、子どもが生まれる前はお風呂が大好きで、1時間とか平気で入っていたんです。
子どもが生まれてから、夫と何か育児を分担しようって話になって、夫が自ら「毎日お風呂にいれたい」って言ってくれたんです。
私もお風呂が大好きだし、「仕事の時以外は子どものお風呂を入れてね。」って言って、産後でもお風呂はゆっくり浸からせてもらっていました。

――お風呂での1人時間がリフレッシュになったのですね。

私の場合はお風呂だったんですけど、例えば、「夜の授乳はお願いね。」とか毎日じゃなくてもいいから、家族と話し合って、ちょっとでも自分の時間を見つけられたら、そんなにストレスもたまらずにいられるのかなと思います。
今は子供がいるので、夜は外に出かけられないですけれど、娘が寝てから、夜に夫と「串カツ田中」を出前して、2人の時間を過ごしたり、食べ終わったら、私は私で韓国ドラマを見て、夫は別の事をしている。そう言ったそれぞれの時間を過ごして自然体でいるので、自分の時間はとれてるなと思います。そんなに自分の時間がすごく欲しいわけでもないんだなぁとは思いました。そういう時間が少しでもあるだけで幸福感があるので、日々頑張ろうと思えています!

編集後記

今や、子どもを抱えて仕事をする多くの女性が一度は悩んだことのある、「子育てと仕事の両立」。
タレントとして活動されている菊地さんも世のママと同じように、1人のワーママとして悩みや葛藤がありました。また、菊地さんの子育てをしながらも日々前向きに生きる女性の強さを感じました。
次回は、2歳の娘さんとの日常や子育てについて菊地さんの素顔に迫ります。
菊地さんの気さくで素敵な人柄に溢れた後編もぜひ、お楽しみに!
(LIFE STYLE magazine編集部F)

着用アイテム

SALASALAギャザーシャツ

SALASALAクールジーンズ

PROFILE

菊地亜美(きくちあみ)

タレント。1990年9月5日生まれ、北海道出身。2008年4月、アイドルグループ・アイドリング!!!の第2期生に選ばれ、16号として活動。2014年11月、同グループを卒業。以降、タレントとしてテレビ・CM・ラジオなどに出演。2018年2月、一般男性と結婚。20年8月、第1子を出産。自身のYouTubeチャンネル・あみちゃんねるが女性を中心に人気を集める。